先日、稲毛のくまざわ書店で、面白そうな本を見つけた。開かないで、外側を見ただけで、よし、これを買おう!と思わせる装丁だった。ジャケ買いというやつである。本のジャケ買いは『Hマートで泣きながら』に続いて2冊目になる。大きくて重かったので、帰りに買うことにしようと決めた。トイレに行ってから、もう一度見てみようと本棚に戻ってみると、あれ?ない!ん?と思って何回も棚を舐めるように見てみたが、やはり件の本はなくなっているのだった。わたしがトイレに行っている隙に、誰かがもって行ったらしい。もって行ったというのは言いがかりというものであろうが、わたしは、自分の本をかすめ取られたという気分になったのだった。油断も隙もありゃしない。悔しい!面白そうだったのになあ。